ディズニーランド

夢の国へようこそ。

ARABAKI ROCK FEST.19

2019年4月27日-28日、アラバキ行ってきました。

今までゴールデンウィークは割と他の予定があったりしていて行けなかったんだけど、今年は予定が合ったのと、出演者的にもめっちゃ行きたいなって感じだったので、せっかくなので平成にトドメを刺しに行くかといった具合で。

がいる号に乗せてって貰いました。


前日の金曜深夜に出発し、土曜のAM6時頃着。
車で9時ぐらいまで寝て、会場へ出発。

リスバンかわいいね;;

1日目は生憎の天気で、雨が降ったり止んだりだったんだが、もはやそれは大きな問題ではなくて、とにかくクソ寒かった。
聞いたところによるとアラバキ史上最も寒かったんだとか。

防寒装備が不十分だったことを重く後悔しながらも、とにかくやっていく。


初日はこんな具合で。
バニラズとACIDMANも見たかったけど、ステージ間移動が険しすぎて断念・・・。

いきなり本命cinema staffから。

はながさステージ。
テント内だったので気候の影響を受けずに済んだのは良かった、
次は晴れた野外で見たいけどさ。

とにかく平成最後のcinema staff
朝ごはん(ハイボール)を既に軽くやっていたこともあってか、始まる前から割とエモまってしまっていて、入場SE“泥棒”の時点で感情だいぶヤバかったな。

そこからの1曲目、“シャドウ”、いや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~;;;;;;
個人的に“blueprint”リリースのあたりから本格的にのめり込んで行った人なので、特にこの頃の曲には思い入れ強くて。。
エモすぎる~;;ってなってる所に“great escape”で更に温度10℃ぐらい高めに来て。
そんで“実験室”、すげ~~~良かった、、終盤にエモ津波がズドンと来る所のさ、あの感じ、こういうのが割とcinemaの真髄なんじゃないかって思うんだけど、そんな曲をこのタイミングで感じられたのが良かった。
“first song(at the terminal)”もライブで聴けば聴くほど馴染んでくる感覚があってどんどん好きになってきたし、そこからの、
“into the green”なんだよな;;;;;;;;;;;;;;;;
大好きなのに、中々自分が行くライブで巡り会えなくて、もしかしたら2017年の日比谷野音以来かも?
平成も終わるというタイミングでここに辿り着けて本当に良かったし、もう感無量、それなのに、もう感情が感情なのに、追い打ちをかけるように、
ラスト“希望の残骸”よ・・・・・・・・・・・・。
イントロの段階で「;;;;;;;;;;」になったし、平成を締め括るにはこれ以上ないよね。
改めて、本当に良い曲すぎる;;;;

初日の1発目からもう終わりってぐらいエモすぎ人間になってしまったけど、まだまだ先は長いので。

余韻に浸りながら、酒を飲みながら、 セイヤ ヤマサキを見てから。

アラバキ、酒とメシが美味しくて、朝ごはんと昼ごはんと晩ごはんそれぞれ3回ずつぐらい食べてしまう。チケット代より飲食代のが高くなっちゃう。


ぁゅ。。

午後はサンボマスターから。

せっかくだからサンボの時だけでも晴れたら良いなと思っていたら本当に晴れた。

毎回そうなんだけど、サンボマスター本当にエモすぎるし楽しすぎるんだよなあ。

“青春狂騒曲”の時、会場の男の子全員が忍者走りしながら木の上などをジャンプして移動していたのがめちゃくちゃ良かったし、“世界はそれを愛と呼ぶんだぜ”で平成最後の愛と平和やれたのも感動だったけど。
最後のMCでさ、山口さんがまた泣かせにくるのよね(山口さんいっつも「泣くな~ッ!!!」って言うけど)。
てか山口さん自体が多分日本で一番エモがりだからさ、言葉の一つ一つが全部エモいし、そこからの“輝きだして走ってく”への導入がズルすぎてなあ;;
昼間から感情がだいぶクライマックス感を帯びてきた。

そのあとZAZEN BOYSでthis isのうますぎる日本語で大ウケしつつ、実際ここまでほぼ不眠で来ているので一瞬死につつ。

本命②のUNISON SQUARE GARDEN
今でこそcinema staffの大オタクに成り果てているが、やっぱり上京してきて色々なバンドのライブに行くようになってから一番長い間好きでいるのはUNISONだし、それをこういうタイミングで見られるのは感慨深いものがあって。
ただ正直ここ1~2年ぐらい疎かになっている部分もあって、新しい曲とか分かるかしらっていう不安もあったんだけど、久々に“場違いハミングバード”であの頃の気持ち(あの頃って?)を思い出しながら楽しめたのが良かった。

その後、a flood of circle
マトモに見たのは今回が初めてだったんだけど。
実際、めっっっっっちゃ良かった・・・。
帰ってきてから早速Spotifyでも聴きまくっているが。
佐々木さんのクセが強い歌唱も、めちゃくちゃライブ映えすると思ったし、盛り上げ方もハンパない。
曲も演奏もすげ~~カッコヨかった。
“Center Of The Earth”良かったなあ。
フェスはさ、やっぱこういう出会いがあるから良いよね。

初日最後は9mm。
仲の良い友だちがギターやってて、高校時代にめっちゃ9mmにハマっていて、それが10年前ぐらいの記憶で。
自分がメインで聴く音楽の中には色々な巡り合わせもあって9mmは入っていなかったんだけども、世代的にはやっぱりその後の人生においても周りの音楽好きの友達は大体9mmを通っていて、自分の中ではそういう形で常に存在感を放っているバンドだった。
そしてこれもやっぱり巡り合わせで。今回こうやってメインステージのトリということで、ゲストも交えつつも強い9mmの曲をリアルに体験できてさ。
それこそ高校時代に9mmの存在を知ってから、10年越しの体験。
自分から少し離れた所で常に君臨し続けていた存在が、自分の目の前で、めちゃくちゃ強いライブをやっているわけ。
平成も終わるというタイミングで、やっとこうして巡り会えて良かったし、やっとこうして9mmが「自分の好きなバンド」になったのが嬉しかった。

それとはまた少し別の話になるが。
その元ギタリストの友達が高校時代に9mmを聴いていた頃、僕はというともっぱらチャットモンチーに激ハマりしていた時期で。
大学進学で上京する頃にはあんまり好んで聴くような感じじゃなくなって来ていたのと、2人体制になって色々と違う方向に行っちゃっていたということもあって、結局チャットモンチーのライブには行けないまま解散してしまって。
(解散ライブも平日だったのでね。)
だから、自分の青春そのものであるチャットモンチーの曲たち(特に“ハズカム”~“耳鳴り”~“生命力”あたり)はもう一生ライブでは聴けないんだなあと思って生きて来ていたんだけど。
そんで、今回見に行くアラバキの9mmステージにえっちゃんが出ることも知っていた上で、えっちゃん出るんだなあぐらいにしか思っていなくて。
いや、だって、思わないでしょう。
えっちゃんが9mmの“Vampiregirl”に参加して、出番終わりかと思ったらさ、

“恋愛スピリッツ”のイントロが流れてくるの、
そんなことがあるなんて思わないじゃん実際;;;;;;

元号が変わる時ってこんな奇跡みたいなことが起こるもんなんだ??

いや、、嬉しかったね、びっくりしすぎて夢っぽい感じのまま聴いてしまったしあんまり記憶ないのが、肝心な時に何やってんだって思うけど、まあそれは仕方なくて、その場にいられたって事実が嬉しかった・・・。

そんなこんなで、色々なエモさがありまくった初日終了。

流石に疲労と寝不足と酒と寒さと雨で命が3回ぐらい終わった後なので(げんきのかけらももう無い)、そそくさと駐車場に戻って、荷物回収して、シャトルバスに乗り込む。
がいる(同行者)ともここで解散。ありがとう;;

今回の失敗、アラバキ参加を決意するのが遅すぎたせいで宿がほとんど無く、仙台駅からかなり遠いホテルを予約せざるを得なかったこと。
結局会場を出てからホテルに着くまでに3時間かかってしまった。死ぬかと。

ひとまず人権を再獲得。

2日目はこんな感じ。

なんと、見たいステージが全て被りなく存在し、2ステージ間の移動のみで済むという奇跡のタイテ。
( とは言えクロークがめちゃくちゃ遠く、結局その移動にかなり時間を奪われてしまったんだが。)

ちなみにシャトルバスで行こうとしたら激混みすぎて無理だと思ったので1人でタクシー乗って行ったら8,600円ぐらいかかってしまった;;

2日目、この快晴よ。
初日との気温差すごすぎて服装バグりすぎる。

(余談)
クロークに荷物預けに行った時、ちょうどヤバTのステージをやっていた。
おれは基本的に斜構オタクだしヤバTとは宗教観が異なる気がしているので意図的に避けているんだが、実際めちゃくちゃに盛り上がっていたし、実際めちゃくちゃに楽しそうだし、もちろん良さも理解できているので、斜に構えるのやめてこういうの素直に楽しめる人間ならあと1.6倍ぐらい人生楽しかったろうな、っていうことを思った。
思いながら、急いでフォーリミのステージに向かった。
途中で何度もヤバTキッズとぶつかりそうになったので、やっぱりヤバTを好きになるのは絶対来世以降にしておこうと思った。

2日目はフォーリミから。

前方かつ良い感じに空いてるスペースを見つけ、もうこれから先、楽しいことしかないのが確定。

いや~~~実際フォーリミ、毎回どこかの腱が複雑に切れるぐらいヤバくなってしまうんだけど、今回も例に漏れず、、というか個人的にテンション爆アガりする曲たちが注文通りにやってきてくれたのが良かった。
ド王道の“swim”ももちろんそうなんだけど、やっぱ“midnight cruising”と“monolith”エグすぎて、この2曲コンボでかまされて、完了してしまった、全て。

バンドマンは全員エモがりなので、各ステージでやっぱり“平成最後”ということに対する特別な感情が発露されていて。
フォーリミに関しても、平成と共に生きてきたバンドとして、その感情がおれら共々遺憾なく発揮されていた感じがして、本当に最高のライブだった。
令和まで貫通して終わりそうになった。

その後、King Gnu
去年ぐらいからちょいちょい聴いていたものの、今年入ってからの勢いがエグすぎて、おれも結局ミーハーなところはあるので、最近完全にハマってしまっている感じで。
まあ普通にMステ出たりもしている中、今回のステージ規模と売れ方が釣り合ってなくて、見たことないぐらいの混み具合だった。

とは言えどこかにスペースはあるもので、何だかんだ空いている場所を見つけて、快適に過ごせたので良かった。
実際のライブでもめちゃくちゃにかっこいいし、パフォーマンス力も高いし、売れるの当たり前すぎる、、最初“Slumberland”で一気に引き込まれたし、ここ最近1日90回ぐらいYouTubeで聴いてる“白日”、本物をライブで見れてめちゃくちゃ感動したし、井口くんの生歌マジで圧巻だった、一生聴いていたくなるわ。
“Prayer X”も聴けて良かった・・・全部がエモい;;
今年どっかでワンマン行きたいねえ。
この規模で見れるのももうこの先あんまりなさそうだ。

その次、あいみょん
あいみょんの曲めちゃくちゃ好きなんだけど、ワンマンとかは中々機会がなく、どっかのタイミングで見たいなあとはずっと思っていたので、ようやくその時が訪れたといった感じ。
聴きたかった曲だいたい聴けて良かったし、少しずつオレンジがかっていく夕日に照らされたあいみょんの姿が異様にエモくて、なんならあいみょん自身も“マリーゴールド”あたりで若干エモまっていたように見えて、凄く良い時間だった。
隣に小学生ぐらいの女の子がいたり、後ろの方にはおじさんおばさんがいたりして、客層もかなり老若男女って感じがして、いよいよ次世代のスターじみてきたなと。
その中で「死ね~~~」とか歌っているわけなんだけど。


早いものでもう夕方。
空も暗くなってきた。

フレデリックはとにかく楽しかった。
どんな曲でも自然と体が動いてしまう感じは流石だなあと思ったし、フレデリックのライブ自体は年1回ペースぐらいでしか行けてないんだけど、健司くんの歌唱力というかパフォーマンス力が年々進化していっててビビる。圧巻。
平成最後のオドループ、最高に楽しくて、言うことなし。

踊っていたら、夜になっていた。

ラスト、みちのくステージの大トリ、the pillows

自分自身の手で、責任を持って平成を終わらせる覚悟とともに。

気づけば空には星が広がっていて、山奥の澄んだ空気、ステージに集まってきた人たちのそわそわした空気、おれ自身の酒気、その全てによって醸成される雰囲気。
舞台は整っていた。

細かい内容やセトリなどは説明不要かと思うが(気になる人は調べてね)、その場その時間その景色の全てがとにかく心地良くて最高で、こんなにもこの時間が終わって欲しくないと思うことは他にないなと。

個人的なハイライトとして、
ゲストベーシスト田淵智也つって出てきて、田淵リクエスト曲として“バビロン 天使の詩”をやったんだけど、ピロウズの中でも好きな曲を、大好きなバンドの大好きな田淵(???)が演奏しているのが嬉しかったのと、
GLAYのTERUが出てきた時の、会場の「本当に出てきた...」「本物のTERUだ...」って感じのざわつき感が面白かったのと、
TERUの“スケアクロウ”とかいうもう一生聴けなさそうなもの聴けたことが印象的だった。
あと佐野元春さん見れたのとか、“Funny Bunny”とか“アンジェリーナ”とか、かなり贅沢三昧だったなと思う。

ただ、クライマックスはここからで。
最後、アンコール。

“ストレンジカメレオン”で一つになって。

次で本当にラスト。

“ハイブリッド レインボウ”。

これはTwitterにも書いたことなんだけど。
中学生の時、まだCDをたくさん買うお金もなく、ダウンロードも存在しない時代だったので、友達と色んな音源を貸し借りしてはカセットテープやMDにダビングしたりして、とにかく一生懸命に音楽を聴いていたんだけどさ。
そんなある日、友達から借りたテープに、BUMP OF CHICKENがトリビュートでカバーした“ハイブリッド レインボウ”が入っていて。
思えばそれがピロウズの存在を知るきっかけだった。
そういう思い出もあって、自分の中で“ハイブリッド レインボウ”は一生懸命に音楽を聴いていた少年時代の原体験みたいなものと強い結び付きがある曲で。

その曲の“本物”を、大人になった今、そういう少年時代を過ごした平成が終わる最後の最後の時に聴けるというのは流石にシナリオとして出来過ぎだと思うんだけど。
それでも長い人生の中で、何十年に1回かは、こんな幸せなことがあっても良いのかなと思った。

平成に生まれ、何だかんだ今日までそれなりに必死こいて平成を生き抜いたことに対する最後のご褒美のような時間だった。

心から、来て良かったと思える。

仙台に戻り、勝利を祝って風呂入って寝て終了。

こうして平成は跡形もなく砕け散った。

令和もこれからボコボコにしてやる予定です。

お疲れ様でした。