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アルティメット・ゴールデン・ウィーク【かずら橋~偉大なる航路編】

5月2日、旅の3日目です。
前回の記事はこちら

旅の折り返しにして、ようやくこの快晴よ。

クソ美しい山々。

ということで、一行は
徳島県祖谷の名所「かずら橋」を目指して険しい山道を走っている。

前日にクソデカい宴をやっていたにもかかわらず
例によって朝8時には起床し、
コインランドリーで洗濯も済ませ、
10時には順調に山の方に向かっている良好なスケジュール。
相変わらず偉すぎるね。

しかし流石に世間的にもアルティメット・ゴールデン・ウィークであり。
こんなところに人間がおるわけないだろという山奥の道も
かずら橋を目指すライバルたちによって大渋滞。

トイレ行きたかったので目的地近くで先に降ろして貰い、
徒歩で向かってみる。

景色が良すぎるなあまりにも。

12時頃、到着。

ここは道の駅みたいな施設になっていて、
そこを通ってかずら橋まで行けるようになっている。

車を任せた皆さん(ありがとうございます)を待ち、
いよいよ戦いが始まる。

ここから徒歩で更に山奥に誘われる。

道中にも様々な誘惑があったが、
これらは明らかに罠だと理解できていたので
強い意志で退けながら歩を進める。

10分ぐらい歩いていると...

ついた。
本当にこのデカい吊り橋が植物だけで作られていてビビった。
と思ったら一応ちゃんとワイヤーで補強されていて良かった。
やっぱ文明だよ文明。

文明なので、金銭のやり取りも当然発生する。

ここに来るまでの渋滞で察することは簡単だったけど、
当然ながら橋も渋滞気味。
崩れ落ちるのであれば自分らが渡り始める前に頼むと祈りながらも
橋はギリギリの状態で耐えており。

いよいよ渡らざるを得なくなってしまい、
かずら橋との初対戦が始まる。

あと1ミリで多分この橋はダメになる

せっかくなので写真や動画を取りながら渡ろうと思っていたのに、
スマホにはここまでの記録しか残っていない。

無理だったので。

普通に高いとか揺れるとかの怖さももちろんあるんだけど
それらは別に耐えうるものであって。
ただ、上の写真で分かると思うんだけど、
下の隙間がエグくて。
おれは華奢な女の子なので、
足を踏み外すと普通に下に足が貫通しそうだという恐怖、
それに伴って靴やスマホや財布を落としそうだという恐怖、
これらがヤバくて、全然前に進めなかった。

今まで自分のことを割と高所恐怖症だと思って生きてきたが
今回の対戦を経て、どうやら高い場所そのものというよりは
何かのミスでスマホや財布など大事なものを落としたら終わりという
特殊な恐怖症を持っているっぽい?ことを知った。
思えば旅の1日目に船乗った時も船酔いとかは全然平気だったけど
スマホ落としたらヤバイなという恐怖は結構感じていたな。

ということで途中で何度も橋から落下してジュゲムに釣り上げて貰いながら。
周回遅れでかずら橋を踏破。
踏破つったら勝ちっぽいが、勝敗で言えば全くもって敗北だね。

直後にセーブポイントの滝があるのは親切設計。

そのまま川の方まで降りられるようになっていて。

あの人たちどうしてあんな怖そうな橋を渡っているの?

クソ豊かな景色に大感動;;

橋には勝てなかったが、
山盛りの自然に囲まれ、心が洗われるような空間だった。

14時頃、かずら橋空間を脱出。

少し遅めの昼食。

そば 祖谷美人 (いやびじん) - 三好市その他/そば [食べログ]
https://tabelog.com/tokushima/A3604/A360401/36000002/

ここが有名らしいので。

「でこまわし」と「山賊そば(きじ肉)」を召喚。

全部おいしかった(メシの感想を言う能力が著しく低い人)。

15時頃、再び出発。
ここからは四国を横にスライドし、
愛媛県を介して
「偉大なる航路(グランドライン(しまなみ海道))」を通り抜ける。

福山(広島)の宿に向かって、
通常ならば3時間ほどの道のり。

しかし流石に世間的にもアルティメット・ゴールデン・ウィークであり。
命知らずの愚かなドリーマーぐらいしか来ないだろという「偉大なる航路」も
海賊王を目指すライバルたちによって大渋滞。

一行も愛媛県を通り過ぎるあたりまでは概ね順調であったが...

みきゃんが見よるよ

クソ美しい夕暮れ

進めば進むほどに濃さを増す渋滞。

たのしい音楽やロクでもない音声などを車内で流したりしながら
何とか気を確かに保ちつつ。

(途中、STU48の“暗闇”を聴きながら見たクソデカい夕日は
死ぬほど感動だったよね。)

(高速道路の途中で停車して、
皆で道端の植物たちに挨拶しに行ったのも良かったよね。)

少しずつ島々を制覇して進みながらも、
いつしかすっかり夜。

本当は宿でバーベキューの用意があったみたいなんだけど、
所定の時間には間に合わなくなってしまったので、
命からがら尾道入りした頃、一旦ここで夕食にしようと。

20時頃、しまなみ海道尾道寄りのどこかにある道の駅に到着。
20時頃、ごはんのラストオーダーが終わっており、何もせず出発。

皆で大泣きしながら引き続き本州を目指す。

夜になっても景色が良いことが救い。

22時頃、福山市入り完了し、宿に到着。

メリークリスマス。

この日の宿はサッカーコートが2面あり、
本来は合宿所や研修施設としての用途で使われるそうで、
我々が泊まった日は大学や中学の女子サッカー部がたくさん合宿しており。
初日の宿で女子大生のフリしたおばさんたちに騙された思い出もあって、
今度こそ夢が叶ったと思って、涙が止まらなかった。

お風呂は男女別々だったので、2秒であがった。

予想以上の大渋滞によって色々な予定が狂ってしまったが、
元々ほぼノープランに近かったということもあるし、
とにかく近くのスーパーで宴の準備だけは出来たので結果オーライよ。
全員で「偉大なる航路」を抜けられただけでも。

ということで、独房のような部屋で最後の宴。

部屋に電子レンジが無く、
別館の小さな電子レンジ1つでたくさんの宴飯を温めるのは
中々に大変だったが、温めの最中にフロントのおじさんと会話イベントが発生。

かつて神奈川で働いていたというおじさんに
明日は鞆の浦に行きなさいというアドバイスを受け、
この会話によって翌日の目的地マップに鞆の浦が追加されることとなる。
物語を次に進めるための会話イベント、思いがけないところで発生するんだね。

ギチギチに布団を敷き、3日目完了。

もうすぐ旅が終わってしまうという寂しさと共に、
明日は早起きして絶対に女子大生たちの朝練を見るぞという
とても強い決心をし、就寝。

4日目に続きます