【WUG3rdツアー】かわらぬ笑顔を愛でる東京
Wake Up, Girls! 3rd Live Tour「あっちこっち行くけどごめんね!!」 2016年8月28日、東京公演。ファイナル。
一夏を費やして駆け抜けた、7会場・14公演。 本当にあっという間で、それでいて無限のような記憶が凝縮されていて。
カンカンの日照りと共にあった今ツアー、うって変わって最終日は曇り空。 いよいよ夏が終わっていくのを肌で感じた。
ファイナルの舞台はZepp DiverCity Tokyo。 何度も来たことのある箱であり、これもまた帰ってきた感を強調する要素になる。
“穴場”を知っているので、直前に一般で取った999999番台の整理券でも昼の部は余裕で前方へ。 沖縄で最高の体験をし全クリしたつもりだったが、やはりファイナル、欲が出るもの。 欲は出したもの勝ち、最高のポジションで七海に相対することができ、今回も会えて良かった。
それはそれとして。
幕が上がる前、ドラムセットのような影が見えて、「え、嘘でしょう。」と。
開幕、マジでいる、生バンド。 最後の最後でこんなんアリですか。
2秒で沸点に到達し、最高を超越し、語彙が灰になり、やばかった。 全てがやばかったし、今回のやばいツアーを決定的に最強じみさせた“止まらない未来”と“運命の女神”の生演奏はやばかった。 やばいな~。 みにゃのキャラソンもものすごいバンド向きで、正解、完全に正解。 首が5本ぐらいもげた。
あと今年のツアーは“言の葉 青葉”のポジショニングに才能を発揮することが多くて、今回の昼の部も1曲丸々七海の視線を独り占めするぐらいの勢いだった。 曲中にメンバーが場所を動かないので、最初に正面かつ適度な距離を取れば、その後はもう、“感情”になるだけなんだよね。 14公演も回っていると色々な動きが身についてくる。
それをさ、最後に“あの衣装”で体験できたもんだから。
会場ごとに変わる後半の衣装。 多くの人間は「最後制服で出てきたらやばい。」そう考えたであろう。 やばい妄想するのは簡単。 やばい現実を処理するのは難しい。
レンダリングが8割ぐらい終わったあたりでおおきな声が出ました・・・。
数パーセントは大人の意向もあったかもしれないが。 「何の衣装が良いかな。」って、あの子たちで話し合って考えたらしい。 それがまたいじらしい。
新曲も良かった。 本当に、広川恵一先生には感謝してもしきれないような、そんなツアー。
目の前で繰り広げられる全てによって感情が感情になり、感情は感情のままに昼の部が終わっていく。 これがファイナル。 旅を終えて強くなったWUG。
間髪入れずに夜。 本当のファイナル。 会場は昼の比ではない埋まり具合で。 流石に整理番号99999999999番は無力。 少しなら前に行けるがもはや横移動は無理。 七海の近くまで到達できず、普段いることのない右端に追いやられてしまった。
それでももう与えられた立場で楽しみ切るしかなく。 七海から見えないのであれば人の姿を捨てることだってできる。 14公演中、一番はしゃいだし、首を9本折った。
“タチアガレ!”をめちゃくちゃ歌った。
そしたらいつの間にか前方がガバガバになってたから結局アンコールだけ最前に行けた。
“7GW”では七海がよく会いに来てくれたし、青山がずっと目の前にいて貴重だった。 青山、色めっちゃ白いし表情めっちゃやばいし最後めっちゃ跳ぶ(滞空時間すごい)し何なんだ。 普段と違う景色で面白いものが見れた。
時系列は前後するが、最後のMC。 それぞれのお気持ち表明。
七海の言葉。 「みなさまに支えられてきた。いつか私がみなさまを支えられる存在になる。」
山あり谷ありのツアー、辛いことも悔しいこともたくさんあったんだと思う。 その中で、嬉しかったことや救われたこともあったんだと思う。 僕は、ほんの少しだけでも、七海の助けになれていたのかな。
七海本人はそう言うけど、やっぱり僕はずっと七海に支えられっぱなしだという自覚があるから。 僕も負けないように、七海のことを支えられるようになりたいんだよな。 だから、もっと立派な人間にならなくちゃ。
明日から、またがんばろう。 そんな気持ちを貰えた。
全公演で一番短く感じた、ファイナルの夜。
本当に色々なことがあったツアー。 鬱病なこともあったし、体調を崩したこともあった。 ちょっとだけ泣いたし、お酒はいっぱい飲んだ。
そんな諸々も、最後は“極上スマイル”。 こんなにハッピーな時間と場所があるから、人生ってやめられないんだ。
最高の夏を、最高の人生を、ありがとう。 ステージから去っていく後ろ姿を見送った。
日曜のお台場は既に21時を回っており。 それでも飲まずにはいられず。
ロクな飲み屋もないので仕方なく高級イタリアンレストランに突入。 これだよこれ!
思えば舞浜公演後もサイゼだったし、サイゼで始まりサイゼで終わるツアー。 良いと思う。
終電も近いし、明日仕事だし、社会的立場を持ちし者としては帰らなければならなかったんだけど。 やっぱり人生は楽しいから、朝まで飲んで良いんじゃないかなってなった。 去年の仙台公演後なんて夜行バスに乗るの拒否して月曜始発新幹線で仙台から会社行ったぐらいだから、それと比べたら全然。(?) いや実際めっちゃきついけど。
今日ぐらい、良いかって思えた。
朝が来て、夏が終わった。
Wake Up, Girls! 3rd Live Tour「あっちこっち行くけどごめんね!!」 お疲れ様でした。
追伸:一緒に行動してくれたオタクのみんな本当にありがとう。一人じゃ絶対にこんな楽しい夏にならなかったから。